D3試験終了と1947バローロ

食・ワインWSET
さまざまな案件が重なり忙しなく過ぎた10月。着物もお茶もタンゴもお休みして、寝ても覚めてもワインのことばかり考えてました。
 
そんな時に最後の関門D3試験も重なり……。プレッシャーもあり、なかなか辛い日々でした。
前回5月の結果が出た8月から勉強を再開したものの(遅い)、結局10月は土日の6〜7時間ほどしか勉強できず、今回も準備不足のまま臨んだ試験。山は外れるし(山をかけてる時点でアウト)、苦手分野は出るわで当然ながら出来はイマイチ。
 
でも、最後の1分間まで諦めずに頑張りました!何度落ちても試験を受け続ける、それだけで十分だと思ってます。
 
 
お疲れ様会は茶禅華の上海蟹コースへ。
すっぴん&家着の受験スタイルから華麗に着物に変身(笑)

10/15から始まったばかりの上海蟹コース。オスとメス食べ比べができるぜいたくなコースです。

こちらはティーペアリングも素晴らしいので、私はいつもワインとお茶のMIXペアリングを頼むのですが、今回は飲みたい気分だったのでワインonlyにしました。5人中私以外の男性陣4人が皆ノンアルという不思議な状況でしたが、かまわず1人で満喫(笑)。

 

上海蟹という難しい素材にどんなワインを合わせるのか、勉強にもなります。
マルサラとの相性は反則級。
オスメスの身や卵、白子、味噌などが渾然一体となった旨味たっぷりの姿蒸しにはグラヴナーの古いオレンジワインがぴったり(ヴィンテージが若いと、ワインが強すぎて合わないそう)。
 
 
特に感激したのが、思わずエチケットを二度見した1947年のバローロ。ほぼ第3アロマ主体ながら、まだ艶っぽさも生命力も残っていて、往年の女優を思わせる何ともいえぬ優しい品格がありました(しかも抜栓は1週間前とのこと)。時を保存するワインの偉大さに震えた夜。
 
はぁ……。
ワインはやっぱり私を飽きさせてはくれないみたい。
 
本格的に飲み始めて10年余り。飛び込んだ世界の沼っぷりに慄いて、離れたくなった時期もあったけど、今はまたワインがすごく楽しい。
 
いつまでも学びを止めたくはないものです。

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