私はどこへ向かうのかというところはさておき、茶道「入門」

茶道をはじめて一年。「入門」「習い事」のお免状を頂いた。
表千家の許状には、全部で7段階ある(入門、習事、飾り物、茶通箱、唐物、台天、盆天)。ようやく最初の一歩というところだ。

将来茶道教室を開くつもりもないので、お免状もいらないのだが(お金もかかるし)、やはり取れるものはとっておきたい。

面白いと思ったのが、茶道におけるお免状は、一般的な資格や免許とは違って「これができるようになりました」という証明ではなく、「これから学んでいいですよ」というまさに”お許し”であること。 
だから、お免状をもらうのに、試験官(師匠)のまえでお手前をして、ちゃんと作法ができているかチェックされることもない。

今は随分とラフになってきて、お稽古でも先輩のお手前を見て勉強することができるが、 昔は(厳しいところはきっと今も)、お許しを得ていないお手前は、拝見することも許されなかったそうだ。

お祝いに師匠に頂いた袱紗は、龍村美術織物の『絨華羊楽紋』。


説明がきにはこうあった。

「シルクロードの華と謳われるカーペットは、中央アジアで砂漠やオアシスを羊や山羊・駱駝を連れ放牧する中で生まれた織物です。 
厳しい自然の中で、花々や緑・生き物をモチーフに丁寧に作られたカーペットは、移動する住居を飾る華やかさに満ちています。 
この経錦は、往時の風景や人々の営みを偲び、それらのカーペット文様に範をとり、新たに文様構成したものです。」

1枚の図柄のなかにダイナミックな自然と生命の息吹を感じる美しい布。
和とエスニックが交差する感じが、まさに好み。
お稽古に、インド布の自作の帯などしていったからだろうか……ちゃんと好みをわかっていてくれているのが嬉しく、師匠の気遣いとセンスに脱帽した。

さいきん、自分がどこへ向かうのかわからなくなってきて、 とりあえず目の前のことだけをこなすような日々が続いている。 
このブログも閉鎖して、もうムリに頑張らなくてもいいんじゃないか、と。

茶道は、ごちゃごちゃになった思考をニュートラルにしてくれる時間。 
無理せず、細々と続けていきたいな。