カジノホテルでカジノ未遂「ザ・ベネチアン」

(2018年3月24日夜着)
マカオ空港から送迎バスで「ザ・ベネチアン」へ。ラスベガスにも系列がある有名なカジノホテルで、ミーハー心に宿泊を楽しみにしていた。水兵さながらに、ボーダーのシャツに黒い水平帽をかぶったボーイさんが出迎えてくれる。
天井を見上げると”ベネチアン”というだけにイタリアの壁画らしきものが描かれている。あまりに豪華でまばゆい偽ものっぷりに、清々しさすら感じる。撮影スポットとなっているメインロビーの金の噴水は、観光客で常に賑わっていた。


チェックインすると、「荷物を運ぶのに15−20分かかる」というフロント。そんなにかかるなら、と自力で運ぶことにしたが、ホテル内を移動してみて納得。部屋にたどり着くまでには、巨大なカジノを抜けていく必要があるのだ。おかげで宿泊中、カジノをなんども往復することになった。ほぼ着物をきていたので、ディーラーや客から容赦のない視線が絡みつくように飛んでくる。

カジノに入るとき、ほとんど毎回年齢確認のためパスポートの提示を求められた。もういい大人なのに。

客層は、想像していた(映画「007」に出てくるような、正装したカップルがおしゃれにゲームに興じるような)カジノとは違い、スニーカーにジーパン姿のラフな格好のアジア人が目につく。物見遊山の客に囲まれ大盛り上がりのテーブルもあれば、往来客を値踏みするように目で追っている暇そうなディーラーもいる。テーブルの熱量こそ違え、昼も夜も賑わっているのには驚いた。暗黒の月曜日の朝ですら人はそこそこ入っていたから、大体が観光客なのかもしれない。 
ベネチアンのカジノは掛け金も低めの設定からあり、見つけたなかでは最低300香港ドル(約5000円)。500、1000香港ドルの掛け金のテーブルも多く、その数字は各ゾーンの電光掲示版に表示されている。
知人の話では、カジノには高濃度の酸素が流れているらしい(細胞が活性化して、よりたくさん賭けるように)。このあたりのホテルにはだいたいカジノが併設されているが、おのおの雰囲気は異なる。

「マカオに行ったら、カジノ三昧だ!」と意気込んでいたのに、実際はそんな度胸もなくギャンブルも得意ではないので、結局一度もカジノに興じることはなかった……。