イタリア沼にどっぷり、ガンベロ・ロッソ試飲会 2017

この時期の風物詩といえば、イタリアのレストランガイド「ガンベロ・ロッソ」によるトレ・ビッキエーリ(3つのグラス)試飲会。いわば三ツ星ワインが多数集結する試飲会は、イタリアワイン専門家ならずともおいしいイタリアワインを探求する多くの業界人で賑わいます。

同日開催でほかにも行きたい試飲会があったので、さくっとスパークリングだけ試飲しようと思ったのですが、イタリア沼にはまり、結局他の試飲会は回れず……(笑)

会場をひとまわりして、忘れられずに2回もブースを訪れたのが、こちら!!



Italo Cescon/ “Madre” Manzoni Bianco 2014(イタロ・チェスコン/ マドレ・マンツォーニ・ビアンコ)  ¥5,800(税別)
*輸入元:日欧商事

ろうキャップのマグナム……ボトルをみた瞬間「これは試飲せずには帰れまじ」とアンテナがぴぴぴぴーん!
いざ頂いてみると……もう脳天に衝撃が。。
鮮烈なライムやレモンの香りに、たとえようのないVibrancy……五感に「おきろーおきろー」と訴えかけてくる、なにかとてつもない力を持ったワイン。こうして文字にしてしまうと陳腐になってしまうのがもどかしい。とにかくもう一度きちんと向き合いたいワイン!!! 
ワイナリーの方も背が高い方で、「背も高いしワインもhigh quality」と合意してにやり。

2回目ブースに行ったら、ワイナリーの方に「何ケース注文(笑)?」といわれました……業務店でなくて申し訳ない(泣)品質だけにいい値段。

以下印象的だったワイン。


クリスプな酸が印象的な、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のVilla Russiz(ヴィラ ルシッツ)のピノ・グリージョ ¥2,670(税別) 
*輸入元:ファインズ

イタリアワインが「なんだかよくわからない……」と一部の人に敬遠されがちなのは、この長ったらしい州の名前のせいも多分にあると思います(笑)
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア、州都はトリエステ。須賀敦子「トリエステの坂道」で有名ですよね(こうやって覚えていく……)。


NALS MARGREID/ Sirmian Pinot Bianco 2016(ナルス マルグライド/ シルミアン ピノ ビアンコ)  ¥4,000(税別)
こちらはトレンティーノ・アルト・アディジェ州のワイン。

どちらも北の冷涼な地方の白。最近おいしいと思うイタリアの白ワインがおおよそこの周辺のワインで、北イタリアはいま一番行きたい場所のひとつ。

そうそう私はスパークリングを試飲しにきたのでした。


「日常のラグジュアリー」として世界で大流行中のプロセッコ。少し甘みがあり、フルーティーでフレッシュな味わいが伝統的なスタイルですが、いまは世界的に辛口ブーム。プロセッコも辛口が増えてきています。一番ハイクオリティとされるCartizzeも試飲できました。




10年以上澱と寝かせたGiulio Ferrari Riserva del Fondatore 2006(ジュリオ・フェッラーリ・リゼルヴァ・デル・フォンダトーレ) ¥18,000(税別)
*輸入元:日欧商事

単一畑のシャルドネ100%、熟したフルーツとイーストの香りは、シャンパーニュに匹敵するクオリティの高さ……これはゆっくり飲みたかった……!!ちなみにこちらも北イタリア・トレンティーノのワイン。


ランブルスコというと、1970〜80年代アメリカで大流行りして、「大人のコーラ」なんて言われた時代もあったようですが、こちらも辛口。
Cleto Chiarli/ Lambrusco Di Sorbara Fondatore 2015(クレート・キアルリ/ ランブルスコ ディ ソルバーラ フォンダトーレ)   ¥2,600(税別)
*輸入元:徳岡

しかも田舎方式(途中で発酵をとめたワインを瓶詰してさらに瓶内でゆっくり発酵させる昔ながらのスパークリング製法)のランブルスコ……これが感動的においしかったのです。トレビッキエーリ受賞も過去6度。
淡いさくら色。グッとくるような果実味やタンニンは控えめで、フローラルでエレガント、旨味すら感じられる、日本人好みのランブルスコ……!澱抜きもしていないので、澱からくる旨味でしょうか……。
ちなみに「ランブルスコ」というのはぶどう品種の名前でもあり、こちらはその中でもSorbara(ソルバーラ)という品種100%。一気きにソルバーラが好きになりました……。
ブースの方は、興奮する私を見て「これで貴方もソルバリスト、ですね!」とにっこり。ソルバリスト……はやんないな。




Marchesi Incisa Della Rocchetta Sant’Emiliano (マルケージ インチーザ サンテミリアーノ)
 ¥3,200
*輸入元:(株)飯田
バローロ・バルバレスコといった銘醸ワインの影にかくれひっそりとしているバルベーラ・ダスティ。
だからこそ手頃でクオリティの赤いワインが狙い目!ネッビオーロに比べると早飲みもできて使いやすいと思います。

ほかにもいくつか印象的な赤があったのですが、今年は北イタリアとスパークリングにぐっときました。イタリア沼……はまるとたいへんイタリア沼。