Unit6の試験が終りました。テイスティングはPass with Merit以上がくるような気がしますがセオリーがぼろぼろでした……
ですがDiplomaでははじめての記述式試験を終えて、「こういう感じなのか……」というのがよくわかりました。ほかのUnitにもいかせるようにふりかえりメモ。
●試験開始直前、直後
・自分でワインを注ぐのでそのときに色はチェック。説明が終ってからの数分で候補を絞りこんで気持を落ち着けた。
・先にセオリー問題を見るか見ないか？
セオリーでもし１問でも書けなさそうな問題があったらテイスティングに時間を割こう、と思ったため見ることにする。問題を見るか見ないかは、自分の精神状態とご相談だが時間配分を決めるにはいい。個人的には見てよかったです。
●テイスティング
さっそくテイスティングの正解が発表になっていました。結果はほぼ２勝１敗。
①Tio Pepe Fino →Fino 正解！
＊pale lemon→シェリーかホワイトポートかVDN（ミュスカ）?
香りですぐフィノとわかったので安心
いわゆる典型的なfino、お決まりのテイスティングノートを書く。そんなに塩っぽさは感じられなかったのでManzanillaでなくfinoと明記
②Maury →Banyulsと思って回答、でも誤差なはず
＊deep ruby→ルビーポートかVDNか？
Ruby Portにしてはlow alcohol なのでVDN
primary fruits主体だがgood intensity, oakはあまり感じられず……Grenache由来のred fruits主体、pungent (liquorice)とfloral (rose)。palateはもっとpungent (black pepper)!
Grenacheらしさ、Regionのexpressivenessがありvery goodと回答。
③Tawny 10 Years Old→Madeiraと回答 これがイタい……
＊medium tawny でも結構茶色い……→マデイラかトーニーポート？
酸を高く感じたのと、ほのかにrancio香を感じたので疑いもなくマデイラにしてしまいました……
very good quality
dry fruits (fig, raisin), oak (toast, nutmeg), deliberate oxidation (burnt caramel, chocolate, walnut), hint of rancio flavor
少し乖離したalcoholが感じられたのでoutstandingではなくvery good
と回答。共通する要素もあるのでそこでどれだけ点がくるか。
最初のsherryで気持が落ち着け書くには書いたのですが③のトーニーポートをマデイラにしてしまったのが無念……
Assesment of qualityをしっかり書いたので、１アイテム7〜8分はかかってしまった。
●セオリー
a) Viticulture in Madeira
b) Sweetening in Sherry production
c) Fortification of Port
a)は過去問からの出題できっちり対策していたのでA4版1枚びっしり書けたが、b)c)にいたっては2/3ほどしか書けなかった。スタイルや度数など基本的なことを書かずに「Harvey’s Bristol Creamが1970年代にイギリスだけで100万ケース売り上げて、でも今の売上げは1/4で……」などマーケット知識をやたら書いてしまった（小原陽子さんのジャンシスの翻訳記事はかなり参考にさせてもらいました）。
書かないよりはマシだけど……でも基本的なことを書かなかったら、わかってない、知らないと思われる。悔しいなぁ……
終った瞬間は「勉強したのに全然力を発揮できなかった！くやしい〜ほんとはもっとわかってるんだもん！」って思ったけど、こうしてみるとやっぱり自分の力不足なんだなぁ……と思います。
恐れていた「全然書けない」という事態はありませんでしたが、書きもれが多く凡ミスの嵐。
「あれ何かけばいいんだっけ」と焦るうちに頭もカッカしてきてますます趣旨から外れているであろうことを書き散らす始末。。。人間ストーブとは私のことをいう。
とにかく問題文に対する回答として何を求められているか、理解するのがスゴく重要ということと、知っているのと書けるのは違う。書けなかったということはやっぱりOUTPUTの練習が足りなかったということを身をもって痛感しました。これも先輩方から事前にアドバイス頂いていたと思うんだけど、頭を打たないとわからない馬鹿な私よ。
たったの65分の試験なのに終ったら頭がぼーっとして（試験中もだが）放心状態……
同時受験できる方が信じられません……
（もうFortifiedは飲みたくない……PASSしていてほしい〜）
この悔しさは次に活かすべし……休んでる暇はありません。さっそく次に向けて試験対策を練りたいと思います。
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