【WSET Diploma】セオリーで点数アップの秘訣?

WSET

Diploma試験ではじめての筆記だったUnit6(酒精強化ワイン、以下U6)のときは、セオリーの評価はPass、テイスティングがDistinction、総合でPass with Meritという成績でした。
セオリーにもそれなりに時間を割いたにもかかわらず、Pass……試験後のふりかえりでアウトプットの重要性に気づき、なんとかUnit5に活かしたい、と思いつつ勉強法を微妙に変えて、U5では、セオリーでMeritを取ることができました。

●まず、U6でもやったこと
・Examiners Report(過去問の回答集)を読む
・Examiners Report、先輩からシェアして頂いたノート、Level3の教科書、OCW、その他ネットのニュース、参考書などを元に、過去問の解説集をつくる

セオリーでは、設問に対して「何を書くべきか」が重要!いくらびっしり書いても、ピントが外れていたら得点になりません。
単純なことですが、“試験官はどういう回答を求めているのか”というところに意識して勉強することが点数に繋がると思います。
なので過去の解説文をすぐに読めるようノートに抜き出しておくのは役立ちました。

それから、設問にこたえるうえで重要な6-factor (Climate/Weather, Soil/topography, Grape varieties, Viticulture, Vinification, Maturation)+Tradeに従って書くべきことを箇条書きでまとめておく(目標は15個)。長い文章だと結局覚えられないので、できるだけ短くポイントに絞る。

工夫した点としては、箇条書きの「・」を色別しておくこと。これはDiploma合格者のお話を伺った時に Level3の教科書を6-factorを色分けする(たとえばclimateなら水色、など自分でルールを決める)するといい、というお話を伺ったので、それを応用しました。
確かに、各factorのバランスが一目瞭然で抜け漏れも防げるし、多少の手間はあるものの、自分には合っている勉強法だと思いました。Diplomaではトレード、マーケット情報を押さえておくことも重要なので、ホットなニュースなども書き込んでおくようにしました。

●新たにやったこと

1. ゼロからまず過去問を解いてみる

セオリーの勉強法でかえたのは、ただ写経して覚えるだけじゃなく、自分でゼロから書いてみる事(まぁみなさん普通にやっていると思いますが)!

これは重要だとわかっていたのですが、心理的ストレスが大きい……何も浮かばない、いつまでも書ける様にならない、というプレッシャーで嫌になっちゃう……それでも実際の試験と同じ状況で、内容を絞り出すというのはやっぱり大事。
勉強したての頃は出てこないのは当たり前なので、浮かばなかったらすぐ諦めて写経して覚える、を繰り返すうちに徐々に書けるようになっていきました。
それでも試験1週間前は、「あと1週間しか無いのに、覚えられてない!」という悲しい現実に直面するのがいやで、もうこの作業はやらなくなってしまいました(メンタル弱すぎ)。

2. 過去門の分析
U6でも当然過去問は見ましたが……さらに進化させて、ピポットテーブルでこんな分析シートをつくりました。


(テイスティング問題も同様に)

これで何の問題がいつ出たか一目瞭然。Unit5には「Unit5 Theory 3年の法則®」があって、基本的に3年以内に出題されない(出典: トイレの落書き(第15話)「Unit5 Theory」
とはいえProseccoなどホットなトピックは出たりするので、要注意。

で、可能性が低そうなものはグレーをかけておく。
これで限られた自分の時間を、より出そうなトピックに集中して勉強する事ができました。
右のチェックは、勉強した回数。苦手なものは5、6回反復して勉強しました(地頭がよくないからすぐに覚えられない)。このようにやった事を見える化しておくのはモチベーションアップにも繋がります。



(ふだんノートづくりはPCですが、写経に使ったノートは残しておき前日のお守りにする。試験が終わったらどさっと捨てるのが快感)

3.スマホをやめる
スマホを触らない対策アプリ→試験まで1ヶ月、スマホ依存脱却法
勉強時間もグラフ化できておすすめ。勉強期間約2.5ヶ月、平均週20時間〜多い時(直前)で35-40時間くらいでした。

●やめたこと 
スケジュール管理。U6のときは、3ヶ月くらいの勉強スケジュールを立てていたのですが、結局その通りに進まないし、時間の無駄でした……。

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