【WSET Diploma】Unit5:ふりかえり

WSET

試験終了から48時間経過したので、Unit5(世界のスパークリングワイン)の試験のふりかえりを。6月のUnit6(酒精強化ワイン)のときよりも、比較的落ち着いてのぞむことができました。

スパークリングワインLOVEと豪語していたせいで……アホおやぢDipからも「お楽しみの?スパークリングワインの試験、Distinctionとってくださいね!」と激励され、プレッシャー(笑)。嘘です、励みになりました。

テイスティングワインを自分で注ぎ準備完了してから試験開始までの数分で、色からワインを推測するのはUnit6と同じなのですが、スパークリングの白はpale lemonかmedium lemonが多いしあまり絞れず……幸運にも3番目が赤だったので、それはもうランブルスコかオーストラリアのSparkling Redだろう。でも、ランブルスコは最近出た気がするしどうかな?などと考えているうちに試験スタート。

あきらかにRislingっぽかったのでタンクメソッドのSekt的な回答。「らしさ(Expressivness)」がありVery good quality。品質評価(3p)のほか、品種(2p)と熟成可能か(2p)聞かれました。

→Germany Dr Loosen Riesling Extra Dry NV

Dryと解答してしまったヨー

実はRiesling主体のスパークリングは、試験1週間前まで試飲してなかったのですが、Diploma受験先輩の「なんかSektそろそろ出そうだよねー」という一言をきいて急遽ネットで購入したのです(近所にあまり置いてない)。



(試飲しておいてよかった……まどかさんありがとうございます)

1番の香りが明らかに強いので、軽くスニッフィングしてintensityがmediumだったこちらを先にテイスティング。うううむ薄い……とくに個性がなく、yeastの香り(控えめ、せいぜいbisctuit少々)はほんのりするのですが、あくまでprimary fruitsメイン(花、シトラス、グリーンフルーツ)+少々yeastのコメント。泡は①に比べてそうとう弱く、もしやペティヤン?と思い、泡が弱いとコメントも入れておきました(そもそも試験ではテイスティングワインは泡が抜け気味で供されるのですが)。

intensityもmediumだし余韻も短めだし、何より個性が感じられない……Goodと回答。

これは品質評価(3p)のほかに、製法と熟成可能かを聞かれました(各2p)、「Traditional Method」一言だけでよいかわからなかったので(CAG読み込みが足りなかった!)、9 months on leesと回答。

これ、ワイン名も地域も聞かれなかったけど、結局なんだったんだろう……シュナンブランにしては酸が足りないし(me-me+)……。

→Franciacorta
Alma Gran Cuvée Brut Bellavista NV
Producer: Cantina Bellavista

まさかのフランチャコルターーーーーーーーーーーーーー!ベラヴィスタ(涙) 頭の片隅にも思い浮かばなかった……!しかも小樽使ってるし!澱の上で2年半だし!製法のところで「9ヶ月」なんて余計なこと書かなきゃ良かった!いやでもそんなリッチな感じしなかったヨ……これは難問でした。

 

色はdeep ruby、かなり濃く、パープルというよりはルビー。スニッフィングですぐにシラーズとわかったので、ここはサクサクいきたいところ。

熟したフルーツと酸の低さからニューワールド、intensityはあるが複雑さと余韻が惜しいのでGood qualityと回答。いま思うとexpressivenessはあったから、②と同じ”good”の評価でよかったんだろうか……とあとで悶々してました。

→Australia Black Queen Sparkling Shiraz 2011

熟成シラーズ……あまり熟成系のコメントを入れられなかったので、どうかな。。これはVery Goodだったかな??って、あとで思うのは簡単。。

テイスティングは22分ほどで終らせ、セオリーへ。

(追記)セオリーに行く前にざっとテイスティングノートを見直したら、3番目の赤スパークリングの”Body”を書き忘れていた……!慌てて「full body」と付け足し。見直しも、重要ですね……!

さてセオリーの今回の問題は

a) Asti method
b) Soil in Champagne
c) Dom Pérignon

ほとんど過去問から出ました!Astiは過去にAsti DOCGとして出題されてます(2007、2011)。製法に特化している分若干違いますが……。

b) Soil in Champagneは「Champagne Soil」という問題で2014年に出たばかりなので、出ると思っておらず、ちょっとあせりました。最初の「わかってますよ〜」アピールの一文が書けず、絵を書いてしまった……笑



こんなの。で心を落ち着けているうちに内容を思い出してきたので、結局1ページ1/3くらい書き切りました。稚拙な絵をみた試験官が、回答を最後まで読んでくれるか心配……。

c)「Dom Pérignon」をみたとき、「やっぱプロデューサー問題、きたー!!」と心のなかで叫びました。今年当たり絶対出ると思って、しかもCavaのプロデューサーが出るだろう!と予測してそちらは重点的にやっていたのですが、ドンペリきたかー(過去2009年に出題)。
CAVAほどではないもののまぁ勉強していたので、P2とOenothequeが飲みたいなぁと思いながら、何とか1ページ書き切りました。

Unit6のときより量的には書けた(全問1ページ+α)のですが、書いた量が点数に結びつく訳でもないので……

結果は3ヶ月後。待ち遠しいです。

今回は過去問分析はもちろん、ある程度の予想も重要だと感じたユニットでした。

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