【WSET Diploma】Unit1 CS 勉強法

WSET

Unit1 CSの結果→こちら

なんとかMeritを取ることができたのですが、勉強法については、私オリジナルのものは何もなく……もっぱら先輩方のアドバイスと、スタディグループのおかげです。

まずはこちらもCHECK↓
おなじみ、アホおやぢさんの勉強法
ヴィニクエストの小原さん勉強法

今回は同時期に受験する方が多かったので、Facebookでグループを作って一緒に対策をしました。メンバでお互いリサーチした内容をシェアしたり、予想問題を立てたり、情報共有できたことが大きかったです。リサーチの時間がかなり短縮できるのはもちろん、自分にない視点に気づかされたりと、ものすごく助けられました。 
(だから「俺は(私は)一匹狼だよ。」という方も、こういう時ばかりは群れに属した方が絶対に良いです。笑)

 

●具体的にやったこと

1. 出題前
Case Studyって、約1ヶ月前にお題が発表になるまでは正直、具体的に動きようがないのですが、それでも出題前に準備できることもあります(これも先人が残してくれたノウハウです)。

(1)ER(Examiner’s Report)を3-4年分見て出題傾向を見ること、CAG(Candidate Assesement Guide)の読み込み

(2)英文エッセイの書き方の勉強
Unit1合格に必要なのは英語エッセイの書き方です。CWA(Unit1のもう一つのパート、2500-3000Wordの小論文)に取り組む時に多少は意識していたのですが、改めてネットで情報を拾って復習。
わかりやすかったのがこちら→基本さえ押さえておけば大丈夫、英語エッセイの書き方。
(できれば書籍などきっちり抑えた方がいいんだろうけど……)

 

2. 出題後
そしていよいよ出題されたら。
(お題発表のスケジュール感は、今回は試験日3/6→発表は2/6夜でした。2月は短いのでぴったり4週間)

(1)ブリーフの読み込み
目を文字通り皿のようにして、一文一文に隠された意図を探る!出題者は何を求めているのか。

(2)想定問題を考えつつ、リサーチ 10日弱
Web、雑誌、文献などに当たる。前述のようにスタディグループを活用しましょう。7日−10日で全体像が掴めてくると思います。1人で頑張る場合は、もっと時間がかかるかもしれません……。ちなみに誰でもアクセスできるネットの情報だけでなく、専門家にインタビューするなど独自にゲットした情報があると、さらにポイントが高いと思います。

(3)想定問題に対する回答を作成 10日弱
だいたいネタが出揃ったら、想定問題に答える形で答案作成に入ります。 
私は英語にコンプレックスがあるので、ここはかなり時間をかけました(CWA同様、日本語で骨子を作ってから、それをブラッシュアップし、英文に直しました→時間がかかるので、英語でそのままできればbetter)。
リサーチしたことを全て答案に盛り込もうとすると、まとまりがない&そんなに書く時間もないので、想定問題に対して答える形で、自分の論理主張をサポートしてくれるような内容を取捨選択することも大事。

(4)暗記  約10日
出来上がった答案を最後の10日で書きまくって覚えながら、さらにブラッシュアップ。
本番では1200Wordくらい(A4片面5枚)目標にしていたのですが、(3)で作成した答案自体は3500Wordくらいになってしまいました(ほぼ内容全部覚えました)。

プランニングペーパーを書く練習もした方がいいと先輩から伺ったので、
A41枚に要旨を書く練習もしました。結局当日、プランニングペーパーは書かなかったのですが、想定問題に対する回答を組み立てる上での頭の整理になりました。


●いよいよ当日……

試験終了後のブログでも書きましたが、重要なのは時間配分。
当日はとにかく時間がないので、作成した回答のこの段落は1/2ページ、などどのくらいの分量になるのかをアウトプットの練習の段階で把握しておき、当日の出題によって、そのパーツをパズルのように組み立てるように意識しました。
幸い出題は想定通りだったので、私はプランニングペーパーを書くのもすっ飛ばし、暗記した回答をほぼそのまま書いた感じでしたが、ここの分量調整がうまく行かずにちょっと失敗……。配点40%なら5枚×40%=2枚など、配点によって書く分量をうまく調整することは最重要事項です。だからあまりカチカチに暗記しちゃうと、柔軟に対応できないので注意です。

・見直しの重要性
今回初めてフリクションボールを使ったら、最後に見直しの時に消えている箇所が2−3箇所発見。きゃー。おそらく答案を書いている最中に消さなくていいところまで消した模様。緊張すると何をしでかすかわからないのが試験。最後に3分くらい見直す時間があったので、あ!なにここ消えてる!と気づき、書き足すことができました。今更ながら、見直し大事。

比較的合格率が高い一方、2−3回落とす人もいるというハマると怖いCase Study……。
マーケティング分野(Unit1)が苦手なだけに戦々恐々としていたのですが、個人的にはCWAよりは楽しかったです。やっぱりスタディグループで勉強していたから。それにCWAではいまいち理解していなかったエッセイの書き方が、少しだけ掴めたような気がします。Unit1は、早いうちに取り組むのがいいなーと改めて思いました!

CWAについてはこちらにまとめています→【WSET Diploma】Unit1 CWA 結果(2017年11月提出)

 

●おまけ
便利グッズ、先輩に教えてもらったノート。回答用紙そっくりで本番を想定しながら書く練習ができます。

オフィス・デポ レポート用紙 ライティングパッド レターサイズ イエロー 12冊

●参考
大した参考にもなりませんが、私の書いたIntroとConclusionをご紹介。

まずは今回のブリーフ。お題「南アフリカワイン業界」。

Brief
March 2018 – The South African wine industry

Wine production in South Africa started in the 17th century. According to the Oxford Companion to Wine, the dessert wines of Constantia “seduced 18th and 19th century Europe at a time when names such as Lafite and Romanée-Conti were still in the making”.
Since South Africa’s first democratic elections in 1994, and the subsequent dismantling of the apartheid regime, the wine industry has seen many changes in production and trade structure. These have had a profound effect on South Africa’s ability to sell wine globally.
Despite much investment, significant improvements in viticultural and winemaking techniques and technical know-how, there has not been the expected surge in quality recognition globally. Indeed, to quote one industry source – “For some key, mature export markets, South Africa is not on the map – they still think there are lions on our streets!

それに対する序文と結論。ここはどんな設問がこようとも変わらない部分なので、入念に頭に叩き込みました(英語が多少変でもご容赦下さい)。

【Introduction】
South Africa is the oldest of the new world wine countries with over 350 years history. In previous centuries, the sweet wines of Constantia were highly regarded in Europe. It fell into decline during 20th century but the industry has succeeded in improving the quality of wine after the end of apartheid. However, the potential has not yet bloomed and many of the producers are not profitable. In my opinion, Branding as a whole country is the best way to become more sustainable and it will be sure to wake up ’sleeping lion’.

 

【Conclusion】
In Conclusion, The industry really needs to put prices up in order to become more sustainable. Therefore, Branding South Africa as a country is first priority. My favorite wine maker, Mullineux & Leeu Family Wines released new wine named ‘Leeu Passant’ meaning ‘walking lion’. What if those who think of South African Wines as ‘lions on their street’ discover ‘Leeu Passant’?

 

……だから受かったら”Leeu Passant”が飲みたかったんです。

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