30度近い日が続き、きりっと冷やした白ワインがおいしい季節。
まさにそんなシチュエーションにぴったりの、リースリングのワインだけを集めた日本最大のリースリングワインのイベント「Riesling Ring Tasting」に参加してきました。
リースリング・リング……ゴロ良しネーミングセンス良し。今回で9回目だそう。
会場には8カ国(ドイツ、フランス、オーストリア、イタリア、セルビア(!)、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド)のリースリングがずらり。
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まずはニュージーランドワインから。
右:MARTINBOROUGH Vineyard/ Martinborough Jackson Block Riesling 2013 ¥3,000(税別)
左:ISABEL Estate Vineyard/ Marlborough Dry Riesling 2016 ¥3,200(税別)
マーティンボローのほうは、しっかりベトロール香が感じられオイリーなタイプ。かたやマールボロはさすがソーヴィニヨン・ブランの聖地!ほんとうにSBらしい青い香りがする爽やか系。比較がおもしろい2本。
RIPPON Vineyard & Winery/ Rippon Mature Vine Riesling 2015
¥3,300(税別)
「マチュア」というだけあり、まろやかさがある味わい深いリースリング。
Joseph GRUSS et Fils/ Resling Grand Cru Eichberg 2014 ¥4,200(税別)
アルザスのグランクリュ、アイヒベルクは骨格のしっかりした正統派の力強いリースリング。長熟タイプです。
※以上、輸入元:ラック・コーポレーション
同じくアルザスリースリングの定番といえば、Famille Hugel(ファミーユ・ヒューゲル)シリーズ。
Riesling Schoelhammer(シェルハマー)は、2008でもまだ固い、堅牢なリースリング。 ¥16,000(税別)
Jim Barry(ジム・バリー)のThe Lodge Hill Riesling 2015がコスパ抜群(税別¥3,000)。シンプルなラベルと縞のキャップのデザインもよく、飲食店でもお客さんウケしそう。
オーストラリアでも冷涼なクレア・ヴァレーのリースリングなのでかなりしゅっとしてさわやか。きりっとした美人系リースリングでした。
※輸入元:ジェロボーム
ヴィジュアル系に強いのは、ヴィレッジ・セラーズ(株)
アートシリーズで有名なオーストラリアのLeewin Estateはかわいい蛙の顔して、なんと残糖0.4g/Lという超辛口。しゅーーーつと引き締ったスタイル。
かたや花のラベルのオレゴンリースリングA to Zはアロマティックなオフドライスタイルでほっと落ち着く感じ。
女性の身体に蛇がまきついた超セクシーなラベル、Empress Eden Valley Riesling 2016(Teusner)は、酸が強く骨太で、まさに女帝のイメージ。
リースリングと言えば、いまやNYは外せません。
NYワイン専門GO-TO WINEのNYワインはおいしいのはわかってるので安心して試飲。
今回はじめて飲んだKeuka Lake Vineyards Dry Riesling 2014は、
それなりに残糖感があるのですが、今回試飲したのが凛とした厳しめのリースリングが多かったので、ゆるい感じが妙に落ち着きます……美人系よりかわいい系が好きな男性の気分。
※輸入元:GO-TO WINE ¥4,000(税別)
あと10分!というところでばったり遭遇したカリフォルニアワイン通の知人におすすめしてもらったのが、Scribe Riesling Sonoma 2015
なななんと、残糖ゼロの超辛口リースリング!おもしろいですが、贅肉のいっさいないスーパーモデルみたい。個人的には、やっぱり少しはふくよかさが欲しい......
※輸入元:ワイン・イン・スタイル ¥5,500(税別)
Tatomer Kich-on Ranch Riesling Santa Barbara County 2014
かたやタトーマーのリースリングはそれなりにボディもあり、ほどよい感じ。これはゆっくりグラスで飲んでみたいです。
生牡蠣と最高だそうですよ(生牡蠣食べれないけど)。
※輸入元:ワイン・イン・スタイル ¥5,600(税別)
ここで時間切れ。なごり惜しく会場を後にしました。セルビアのリースリングを飲み忘れ残念でしたが、世界中のリースリングを比較できる貴重な機会をありがとうございました。
Riesling Ring公式サイトはこちら。
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