ワインの頼み方に出るスタイル

レストランでワインを頼むときって、その人のスタイルがはっきり出るので、ついつい観察してしまいます。

サンセバスチャンのレストラン「IBAI」にて。 
ランチタイムのかなり遅めの時間にゆるりとやってきた美しいマダム(推定50代)と、恰幅のいい紳士。

最初にシャンパン「テタンジェ」をボトルでオーダー。それがエレガントなマダムのイメージにぴったりなものだから、 「さすが、マダムはどこでもシャンパンよね〜」と思っていたのですが……

半分くらい残して、赤ワインのボトルを追加注文。どうやら料理に合わせて赤ワインにシフトしたご様子。

とっても大人な頼み方だな、と感心して見ていました。「自分たちが飲みたいものを頼んで、残ったらお店に」という余裕感たっぷり。
(単にとてもお酒がつよくて、2人で2本飲み切るのかもしれませんが、笑) 
ワインのラベルの写真をとったりもせず、ごく自然にワインを楽しむ姿にほれぼれしました。

私はといえば……「スペインにきたから、スペインらしいワインを飲みたい!」とお上りさん全開。

選んだのは、リオハの白。

リオハといえば?
「アメリカンオーク!」(挙手)
という模範解答にぴったり当てはまる、クラシカルな造り手。

(ゴールドを通り越してややオレンジがかった色……)
熟成しているんだろうな〜と思いながら飲むと、アプリコットなどのストーンフルーツ、樽のバニラ香、2003年とは思えない若々しさでびっくり!

ただ酸化的なニュアンスがはっきりあるので、好みがわかれそう。

アタックが強いので、単体で飲むというよりは食事向き。
ココチャとは生臭くなってしまいましたが、きのことは完璧でした。

(……と、いちいち分析してしまう職業病)

宇宙人みたいなココチャに癒され。

貪欲にワインは追求したいけど、空気を吸うようにふわりとワインを楽しみたくもある……ワイン道はまだまだ道半ばです。