ペルーのレストランをまわって、気づいたことがある。
どのレストランにもだいたい大きなバースペースがあり、バーテンダーが昼でもいる。
ペルーではピスコ(葡萄の蒸留酒)がよく飲まれていることもあり、ピスコサワーやピスコカクテルが良く出るからなのだろう、客はビールやワインだけじゃなく、カクテルを飲んでる人も多い。
ランチで訪れた日系フュージョン料理「まいど」も例にもれず、
ペルー人が「まいどっ」といいながらシェーカーを振っていた。
次にペルーワインを頼もうとしたら、既に飲んだ銘柄しかなかったので、珍しいワインを。
スペイン白(CAVAの品種チャレッロの白)と、アルメニアのリースリング。
グラスワインの種類はそこまでおおくなく、スパークリングが少ないのが目立った。
そうよね、乾杯をピスコでしたあとに、泡はいらないよね。
料理はペルー料理のジャンルとして確立されている”ニッケイ(Nikkei)”、
和食とペルー料理のフュージョン。
ペルー料理に飽きてきた人が久々に和の香りを味わいたい……というにもうってつけ。
クイ(モルモット)の餃子や地元の魚をつかった寿司、銀ダラ味噌などなど。
「こんな食材食べたことない!」という未知と故郷の味が入り乱れる、独自の世界観。
楽しい。落ち着く。
でもやっぱり量がおおくて、腹9分目で「えっ次まだポワソン?!」と冷や汗。
店を出る頃には、ドラえもんのようなお腹に……間違いなくこの旅行で胃が大きくなったと思う。
天井が高く、開放感がありスタイリッシュな空間。
2016年の「ラテンアメリカベスト50レストラン」2位、「世界のベストレストラン50」では13位など、ガストロノミー界のトップに食い込む同店。
……にも関わらず、「まいどーっ」というかけ声のせいなのだろうか、
「ハイ!よろこんで!」的なのりのよさが、個人的にツボだった。
「まいどーっ!」
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