美食大国ペルーの国民食、セビーチェを食べに。

いま、ガストロノミーの新潮流が南米で巻き起こっている!ときき、ペルーへ飛んだ。 

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まずは、お昼どきにオススメ(そもそも夜は営業していない)というペルーの首都リマにあるセビチェリア(魚介専門店)「La Mar」へ。

ペルーの英雄ガストンのお店「Astrid&Gaston」のカジュアルラインであるこちら、カジュアルとはいえ”Latin America’s 50 best restaurants 2016″でも12位と評価が高く、世界中から観光客がおしよせる……だけでなく、地元客にも人気で、店内には、ひと、ひと、ひと!

広々とした風通しのよい店内は、カウンターもテーブル席も、カップルやファミリーで賑わっている。この日のリマの気温は30度近く。湿度がなくからっとしているので過ごしやすいが、ひとびとの熱気でじんわりと体温が上がってくる。 

La Marといえば、まずはセビーチェがなくっちゃ、始まらない!

醤油とタマリンドのあまじょっぱい感じがあとをひく”Nikkei”は、ネーミングにきゅん。 
ペルーには日系人が多く、料理のジャンルとして”Nikkei”というものが確立されていることにまず驚いた。料理全般に多用されている、アヒ・アマリージョ(黄色いトウガラシ)のスパイス、レモンの酸味と香草の爽快感が、ペルーの空気と馴染んで、心地よく響いてくる。

個人的ナンバー1は、なんといってもシュリンプライス!もう、海老のぷりぷり具合とジャイアントコーンの食感がたまらず……出汁の旨味がつまったパエリアみたいで、もはや食べる手がとまらない。 
夜のディナーもあるのに、後先考えずにぱくついてしまい、帰り道に案の定腹痛におそわれホテルで3時間悶える、という今から考えると魔の一皿だった。

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ペルーの飲み物といえば、ピスコサワー(ピスコ=葡萄の蒸留酒)。 
まわりをみると、たいていの人はピスコのカクテルかビールを飲んでいる……ちょっと驚きの光景。なにかで割っているとはいえ、もとの度数がつよく、クセがあるので、蒸留酒がそこまで得意ではないわたしは、「1回飲めば、いいかなぁ…」と思いつつ、ついこの後も何度か頼んでしまう。なんだかすごく、ペルーでしか飲めない気がして。

そして、今回の旅の目的のひとつは、ペルーのワインをたくさん試すこと! 
お隣のワイン大国チリに比べると、ペルーワインの印象は、正直薄い。でも、気候的にはワインづくりに向いてるはず……。

メニューにはペルーワインはすこしで、あとはチリなど世界のワインが並ぶ。 
手始めにTacama Wineryの白を試してみる、これは柑橘系のすっきり爽やか白(そこまで特徴は、ない)で、セビーチェにはぴったり。

黄、オレンジ、緑…鮮やかな原色に彩られた本場のセビーチェに、堂々と飲む昼ピスコ&ワイン……もうそれだけで、ああ、地球の裏側ペルーまで来た〜という感激がわき起こってくるのであった。 

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ちなみに「La Mar」、予約不可なので、並ぶ覚悟を(われわれは50分待ち)。 
まぁウェイティングスペースで、お酒でも飲みながら、レセプションのセクシーなお姉さんを眺めていれば、あっという間。 
ここには「早く早く!」といらいらするのもばからしいほどの、ゆったりとした時間が流れているのだから。

(2016年3月訪問)