西の北極星、HAJIME

この1ヶ月間ブログもろくろく書けなかったこともあり、無性になにか書きたい!!
昨夜は2時間睡眠できょうは昼寝もせずろくろく食べず、ずっとPCに向かっている。
このエネルギーはどこからくるんだろう?なんだか様子がおかしい自分。アドレナリンが出てる感じ。

鈍く続く高揚感のなかで、ふと米田 肇さんのことを思い出した。

大阪のガストロノミーを牽引するフレンチ「HAJIME」のカリスマシェフ米田 肇さん。いわば旅人がそれを目印に進む、北極星のような存在(進化しつづける肇さんは動く北極星だが)。
肇さんといえば、エンジニアとして働いた後26歳で料理の道に入り、脅威的な勢いで一流に昇りつめたという異色の経歴の持ち主。しかも絵もプロ級にうまいらしい(キャンバス上の絵は直で見たことがないけど、肇さんが書いたワインラベルの絵はすてきだった)。つまり一言でいえば天才だ。
でも「あー、凡人とは違う人種ね、はいはい」と一言で片付けるべからず、その裏には想像の域をこえる苦労と努力があり、自分の店をオープンした当初などは、仕事と勉強の両立で3時間睡眠が2年ほど続いたそう。
つまり今日の私みたいな状態が2年も続くわけだ。と思うととんでもない……。
「天才肌×努力=∞」の方程式が成り立つ、とにかくスゴい人なのです。

以前facebookで投稿されていた記事に、日々の習慣を記したものがあり、その内容があまりにきっちり自分を律している様子なので、感動してEvernoteに保存して一部まねっこしています。
・クリエイティブなものごとを考える時間は必ず午前中の10時〜13時
・起きてから6時間から7時間経った時に、仮眠を15分から30分必ず取る
など…だからきのうも試験前にちゃんとお昼寝したものねー!ふんふーん!

去年11月にはじめて「HAJIME」にいったときは、はじめてなのに行きつけの店にきたような居心地の良さにまず驚き、「chikyu 地球」の皿に射抜かれた。

「2人で同時に1つのお皿を共有する」という、今までにない斬新なアプローチ、料理に自然界の理(ことわり)を織りこんだメニュー構成、奇抜な発想だけでなく、しっかりとそれを着地させる技術力。
なによりレストランが存在する意味を感じさせてくれる場所……

わけあってそのときはノンアルコールだったのですが、そのマリアージュも素晴らしかった。筋が通って、しかも自然だった。
シードルの魅力は残しつつアルコールだけ抜いたスパークリングで乾杯し、信州サーモン×ジンジャーエール 、手長海老フライ×京都宇治抹茶(水出し) 、甘鯛×あたたかい茎ほうじ茶、フォアグラ×古代米茶( 赤)、仔羊×檜の水(水だって、フレーバーで変わるんだ!)、フロマージュ×エルダーフラワーで香りづけしたシードル。ああそうだ!この最後の香りづけしたシードルは、なんと乾杯と同じものだった。
おわりが、はじめに戻ってきたのだった。ほろり。

料理だけでも理屈なしに震えながらも、ノンアルコールペアリングってまだまだ可能性がある分野だとあらためて感じた。
昨日一緒にごはん食べた妊婦の友達も、「私お水でいいやー」って言ってたけど、実際飲めないからガストロノミーが(飲める人よりは)楽しめてないのかも、って思ってる人多いはず……でもノンアルでも、無難な飲み物を合わせるのでなく、料理と高め合いながら楽しめるはず!

店内で、存在感を放つ深尾力三の絵。
鮮やかな赤が目に刺さって、その残像が余韻となって記憶に残る。
一度の訪問が一生の思い出になる店、それが「HAJIME」。

151103_hajime

と回想はさておき、今の「わー!!!!」っていうエネルギーが続けば、とんでもないことができるんだろなぁ、と思いつつ脆い私はそろそろエネルギー切れです。蜘蛛の巣が脳みそをおおいはじめたみたい。

ことん。眠ります。