「プロヴァンス物語」映画パンフレット

食・ワイン

昨日は久しぶりに映画を見に恵比寿ガーデンシネマへ。映画のパンフレットにコラムを書かせて頂いた『マルセルの夏』『マルセルのお城』(「プロヴァンス物語」二部作)のデジタルリマスター版公開初日でした。


映画は、フランスの国民的作家・劇作家のマルセル・パニョルが南仏で過ごした少年時代の自伝を映画化した作品。
山田洋次監督も『男はつらいよ』製作時に彼の作品に影響を受けたそうで、パンフレットには山田洋次監督のインタビューも載っています。

当時のフランス(1900年ごろ)はベルエポックと呼ばれ、パリなどはかなり華やかに賑わっていた時代ですが、マルセイユ近郊でのマルセル一家の生活は、あくまで「穏やかな常識(bon sence)」に基づいた「身の丈に合った暮らし」(インタビュー記事よりキーワードを引用)。

映画を見ていると、あるフランスの中流階級の一家族の、地に足がついた日々の暮らしをそっと覗き見ているかのような感覚になります。派手さはありませんが、幸せって、こういう何気ない毎日のなかにあるのだろうなと思わされる名作です。

映画のシーンには家族で食卓を囲むようすもたびたび出てきます。当時の人々がどんなワインやお酒を飲んでいたのか想像を巡らせるのも楽しいです。


コラムでは映画に出てくるお酒やワインについてフォーカスしました。ぜひ劇場で手にとっていただけると嬉しいです。

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