美人すぎるフランス文学者が教える、粋なフランス会話術

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以前、「1000%アーティスト、芳野まいのプルースト」の記事でもご紹介した美人すぎるフランス文学者、芳野まいさん。  彼女の情熱あふれるお話が聞きたくて、フランス語初心者(というかゼロに近い)ながら、フランス語講座へ参加してきました。

文法や単語など細かいことをレクチャーする会ではなく、映画を通して粋なフランス流会話術を学びましょう、という講座。3回シリーズのうちの最終回を単発で受講。場違いかしらと不安でしたが、フランクな会でほっとひと安心。

講座では、こうすればたいしてフランス語が巧くなくても上級者に見られる、という三大原則をこっそり教えて頂いたあとに、ゴダールの『はなればなれに』『女は女である』『軽蔑』のあるシーンを実際に見ながら、フランス語ならではの、お洒落でかっこいい台詞を解説していただきました。その紹介されたワンシーンが魅力的なものばかりなので、全編みたくなり、さっそく”見たい映画リスト”へイン。

まい先生のトークは、昨年から度々拝聴していて、写真は2016年8月に開催された『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』デジタル・リマスター版公開記念トークショーのときのもの。このときは、『勝手にしやがれ』が製作された”1959年”がテーマで、第一部で芳野まいさん、第二部では、ヌーヴェルバーグ誕生の瞬間にたちあった秦早穂子さんのお話を聞けるという貴重な会でした。聞き手はこのブログではおなじみ、作家の山口路子さん。

濃密すぎて、ブログに書けずにいたのですが、そのときのまい先生のお話でも、ゴダールのミューズ、ジーン・セバーグ(『勝手にしやがれ』のヒロイン役)が、たいして話してないのに会話のあしらいがうまい!モテ力がすごい……などおもしろトークが炸裂したのでした。  こうしてストーリーというより会話のやりとりに注目したり、それを作品毎に比較してみると、難解と言われがちなゴダール作品の魅力がくっきり浮かび上がってくるのでしょうね。

そして、『マッチ一箱』と外国人の女の子がいうと、とたんにポエジーになる、とゴダールがいったように、ネイティブと外国人が話すフランス語の扱いは当然ちがう。つまり、外国人がちょっとフランス語を話せば、とたんにモテモテになれるチャンスがある、という話にニヤリ。  たとえば見た目思いっきり日本人な私が、フランスにいってワインを飲んで「C’est un vin qui respire bien(このワイン、よく呼吸しているわ).」といってみたら、もう一杯サービスしてくれちゃうかも?  ワインのためならフランス語も、と思いつつ、まずは英語に注力しようと思い直す新年二日目でした。

1月から放送されるNHKラジオ「まいにちフランス語」応用編、「ガストロノミー・フランセーズ 食を語り、愛を語る」の講師であるまい先生。 それに先立ち、明日1月3日(火)12時〜13時(再放送20時〜21時)の放送では、フランスの懐かしいシャンソンから現代ポップスまで、様々な「食」にまつわる曲を聞きながら、フランスの文化や国民性について語るトークが放送されます。 まい先生の声、ほんとうに素敵なの。ラジオ経由では聞いたことがないので、さっそくアラームを明日のAM11:55にセットしていそいそ準備万端な私であります。

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