きものを自分で着られるようになるまで

きもの

着物を着るようになって7ヶ月がたった。 
新しいことを習得する過程って、実は一度しか経験できなくてすごく貴重なことだと最近思う。 
ワインもそうで、まだまだワインを知っているなんて言えないレベルの私ですら、「飲み始めのとき、何がわからなくてワインは難しいと思ってたんだっけ……」と頭をひねるくらいだから、人間の進化というか忘却力といったらすさまじい。

ということで、今夢中になっている着物について、今の時点での備忘録を残しておきたいと唐突におもった。

着付けを習い始めたのが2016年10月中旬。30歳の誕生日に誂えてもらった着物を自分で着れるようになりたかったのと、お茶をはじめたのがきっかけだった。
4ヶ月16回で終了の、青山きもの学院の本科コース。知人が通っていて、着物の押し売りがなさそうだったのが決め手(実際なかったので、結果的によかった)。 
ここからレベルアップして2〜3年学院に通うと師範の資格がもらえて着物のプロになれる。
私は着物はとりあえず着られればいいので、本科だけでとりあえず修了(休んだ分の補講分があと4回残っているが、行けていない)。


昨年の10月習い始めたときの目標は、12月初旬の人生初のお茶会に自分で着物をきていくこと。
直前に特訓してなんとか当日形にはなったけど、帯を3回結び直したりして着付けに1時間半かかったのと、今思うと着付けが全然なっていない。それで意気揚々と出かけていったのだから、恥ずかしい……。おはしょり長すぎ!

(まだ袋帯は習っていなかったので、九寸名古屋です)

着付けの練習もかねて、新年のご挨拶も着物で。


その次の目標は1月下旬の初釜のお茶会。初釜はハレの行事なので、袋帯を結びたくて、集中的に練習してこれも何とか形に。確か1時間強はかかったはず。


2017年2月24日修了。


2月頃から日常的に着物を着るようになり、はじめは多くて週1くらいだったのが、さいきんは外出はほぼ着物というハマりっぷり。
頻度が増えるにつれ、3月くらいまで着付けに50分かかっていたのがここ2ヶ月で急激に短縮して、今は最短25分、だいたい30分くらいで着られるようになった。最終目標は15分!



(3月19日、まだ帯揚げがイマイチな感じ)

先日は着物で飛行機に初挑戦。
お太鼓では疲れちゃうから、半幅帯を「かるた結び」にしてトライしてみたら、3時間くらいはへっちゃらでした。半幅帯は意外と便利ということがわかったので、結び方のバリエーションを増やしていきたいな。旅着物についてはまた別記事に。


来月からははじめての単衣〜夏着物のシーズン。日本の暑い夏を着物で過ごせるのか……
季節のうつりかわりが楽しみな今日この頃です。

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