原点に戻る、ルバイヤートとワイン

食・ワイン

今週は勝沼のワイナリーを取材。出張が続いて少しお疲れ気味ですが、好きなことなので頑張れます。
今回も、うまく話を引き出せなかった、インタビューも固くなってしまった……など反省点ばかりでしたが、「若いライターを育てたい」と寛容な心でフォローしてくださるクライアントさんに感謝することしきり。期待に応えられるよう頑張らねば。

取材先は指定されるのですが、いつもお世話になっているシャトー・メルシャンと、思い入れのある丸藤葡萄酒工業をあらためて取材できたことは自分にとってもいい経験になりました。




ミーハーにも丸藤の大村社長にサインをもらってしまいました(笑)
私にとっての永遠のバイブル『ルバイヤート』と同じ名前のワインを見つけたときの感動がよみがえってきてテンション上がり気味(笑)



(リニューアルしたワイナリーの母屋には『ルバイヤート』のギャラリーもありました)

「どの詩が好き?」と大村社長。「俺は87編の詩が好きなんだよ」
その箇所を開くと、しっかり花丸チェックが入っていました。

(87)
恋する者と酒のみは地獄に行くという
根も葉もない戯言にしかすぎぬ。
恋する者や酒のみが地獄に落ちたら、
天国は人影もなくさびれよう!

そしてHPにも載っている(133)

酒をのめ、それこそ永遠の生命だ、
また青春の唯一の効果(しるし)だ。
花と酒、君も浮かれる春の季節に、
たのしめ一瞬(ひととき)を、それこそ眞の人生だ!

(「ルバイヤート」岩波文庫より引用)

ルバイヤートが好きすぎてイランのニーシャープール(オマル・ハイヤームの廟がある場所)まで行ったと話をしたら、「いつかは行きたいんだよなぁ……」と仰ってました。

勝手にお疲れ様会は最終日に取材させて頂いた勝沼の「新田商店」で購入したマスカットベーリーAのワイン「勝沼人の大地」。
新田さんと話をしながらワインを選んでいると、ついつい「これ飲んでみたい!」と思うんですよね。1時間ほどインタビューさせてもらって、すっかり新田さんのファンになりました。
詳しくは記事に書きますが……

誰でもできる仕事ではなく、
自分にしかできない仕事。
地道に地道に。

うーん、ぐさりぐさり。話を聴きながら耳が痛い。
大切なことには共通性(共感性)があるから、人の心に響くのだとあらためて思いました。

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