『美男子美術館』出版記念イベント

ブログでも度々登場している作家の山口路子先生。
このたび新刊が発売され、今回も出版記念トークイベントに参加してきました。


新刊のタイトルは『美男子美術館  絵画に隠された物語』


なんともキャッチーなタイトルですが、中身は美術本です。

大学卒業後、世界史の教師として勤めながら「時間旅行」というアートサロンを立ち上げ、その後女性誌「FRau」で美術のエッセイを執筆するなど、美術に造詣の深い路子先生ですが、美術本の出版は今回で2冊目。

ちなみに1冊目は『美神の恋』
私が最初に読んだ先生の本です。

今回の本では、13枚の「美男子」の絵にまつわるエピソードが、路子先生らしい文体で書かれています。

相変わらず美しくチャーミングな路子先生。

トークイベントでは、先生の絵画論や、この本の誕生秘話などを語って頂きました。


本の中で紹介されている「美男子」達。
中には美男子?と思ってしまう絵も……

でも、路子先生の「美男子」を選ぶ基準を聞いて納得。

■一般的に美男子とされている用紙をもつだろうと思える絵。
■一般的には美男子のカテゴリーに入れたら、石が飛んでくるような外観だけれど、その心意気が美しい男のひと。
フェロモンな殿方。

そして話はフェロモンの話に……

フェロモンを発見したのはファーブルだそうです。

「忘れられない夕方だった。私はそれをオオシャクガの夕べと呼ぼう」 by ファーブル

オオシャクガの夕べ……面白いですね。
フェロモンの代表みたいな先生のフェロモン論も面白かったです。

1. 匂いそのものではなく
2. 目に見えないけれど
3. 一人の女性に40人の男性が乱舞するほどのエナジーがあるもの
4.「むんむん」という擬態語がぴったりくるような
5. そのひとの身体から放出されている、ほのかに湿っている妖気……。

by 山口路子


先生に群がるのは異性だけでなく、同性もそうです。
(イベントは女性だらけでした)

休憩タイムには、美味しいお菓子も。
暦にあわせた室礼、料理、和菓子など、日本の伝統文化を日々の暮らしに取り入れる会員制サロン「暦ある暮らし」を開催されている大岩綾子さんの作。

ご本人も着物姿でエレガントな、素敵な方でした。
世の中には素敵な方がたくさんいますねぇ……

ちなみにイベントのドレスコードは「with 美男子」

先生が「夜眠る前に、語る物語をイメージして書いた」と仰っていたこの本は、まさに秋の夜長に少しずつ読むのにぴったりな本です。


芸術の秋ですねぇ……。

(2013-10-19)