私の手料理ではなく、ダーリンが初めて私に手料理を御馳走してくれた夜のお話です。
まだ私が、料理にめざめる前のこと。
頑なに「わたし、料理できないから!!」と言い張り、これまで一切彼に手料理を作ろうとしなかった私。「胃袋つかむ大作戦」ははなから諦めていました。
二人ともレストランが好きなので、当然外食デートが多かったのですが、「たまにはおうちでゆっくりご飯もいいね」とこの日は自炊することに。
作るのは当然ダーリン。二人でスーパーへお買い物に行き、帰宅するとやきちは「ちょっと待っててね」と手際良く準備を始めます。
その間わたしはソファでごーろごろ。
「おーい、できたよ!」と出て来た料理は……
「なんやねんコレオシャレすぎるぅ!!」
思わずエセ関西弁が飛び出すほどの、レベルの高いすぎる男飯。
「手羽元と手羽先を玉葱の微塵切り&マッシュルームと共に炒めたら、トマト缶と白ワインと各種スパイスでコトコト煮込んで、仕上げにイタリアンバジルと五香粉を放り込む定番の男飯」だそう……
「ウーシャンフェンとか、家にデフォルトであるものなのぉ〜???」と心の中で絶叫しましたよ。
そして「蛸・海老・サザエ・ミル貝・帆立貝・パクチー・松の実・南瓜の種・クコの実をスイートチリソースでササッと炒めて、野菜に混ぜ混ぜしたタイ風サラダ」
なんだかいろいろ入ってるぅ!!オシャレすぎるぅ……。。
そして、うまひぃ。。おそるべし!!
ここからはわたしのお仕事。
ちょいエスニックな料理には、少し残糖を感じる甲州でしょう、yumyum……
初めての(ハイレベルすぎる)男飯に感激する反面、自分の料理のハードルがますます上がった夜だったのでした。
それにしても、手料理も作ってくれない彼女とよく結婚しようと思ったよね、と摩訶不思議です……。
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