美しい「型」ならはまりたい

きもの

昨日は遅ればせながら初釜のお稽古でした。 
昨年10月から茶道をはじめた私にとって、はじめての初釜。 
なんていったって、先生のお手前を拝見できる貴重な機会。普段のお稽古では先生のお手前を拝見することはまずないので、そういう意味でも楽しみにしていました。

新年のおめでたい行事なので、着物もいつもより気合いを入れて、訪問着に袋帯(格の高い帯)でいきたいところ。 
とはいえ茶道と同じく昨年10月から習いはじめた着付け教室では名古屋帯をようやく終了し、1週間前に袋帯を習いはじめたばかり。前日に復習してなんとか形になりました。


昼からお酒を頂きながら、先生手作りのおいしいお料理を楽しんで、食事が終ったら濃茶と薄茶のお手前+お菓子。 
至れり尽くせりのお客様を満喫させて頂きました。お茶ってなんて贅沢な世界なのでしょう。

いつもご指導頂いている先生は、芯の通った美しさがありつつユーモア溢れる60代のすてきな女性なのですが、今日のお姿は、一際輝いておりました……
 
すべて手順が決まったお手前には、その手順になっただけの歴史があるわけで、 
それが身体の一部となって流れるように動けるようには10年単位の時間が必要なわけですが、
自然な動作として完成されたお手前を見ると、あらためてその「型」の美しさに圧倒されます。 
「型にはまったコトなんて……嫌い!」と思ったけれど、こういう美しい型なら、はまりたい……。

30年後にはおもてなしできるように……気長にお稽古に励みたいと思います。

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