猫の恋

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少し離れた場所に座った猫が、じとっとこちらを見ていることがある。
夜ゆっくりしているときなど、ふと気配を感じて振り向くと、部屋の隅に猫がいて、「ニャー(かまって)!」と鳴くわけでもなく、少し恨みがましい目でこちらを見つめているのだ。
その様子を見た夫が、「陰気くさいのはママ(私)に似たのか」というので、ハッとした。
 
これ、2ヶ月以上前のこと。
今のわたしは、まるで発情期の猫。

昔から気分の波が激しいのは自覚している。
年始から冬の終わりまでは低空飛行で、外部からの雑音を断つためSNSのアプリも携帯から削除してしまうほどで、仕事する以外は勉強してるか、布団に潜ってAmazonプライムをみているか、はたまたぼーっとしていることが多かった。

 
今は、発散しきれないエネルギーがみなぎっていて、自分のなかにマグマがあるみたい。
書きたいことはあるけれど、ここには書けないことが多くて、行き場をなくした言葉が体内でプツプツ発酵を続けている状態が続いている。この感情の動きはきっと今だけで、貴重なもののように思うから、消えてしまわないうちに個人的に書き残してはいるけれど、
自分がこんなに欲が深くて求める人間であることに今更ながら驚いている。
 
この行き場をなくしたエネルギーを他の頑張らないといけないことに注ぎこむことができれば、きっとわたしはすごい人になっているに違いない……(笑)
でも好きなことにでなければ、エネルギーは元からなかったものみたいに消えてしまうから不思議だ。

 

そっか、「猫の恋」は春の季語。ネコ科のわたしが春先から元気になるのはもっともなのかも……。

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